●以前に話し方教室で「メラビアンの法則」を知りました時は、本当に驚きましたが心から 納得いたしました。話しというものは、先ずは話す人の声によって随分と影響されるものだ と気が付きまして以来、とても<声>にこだわるようになりました。先生のご講義内容「声の表現力」で 仰られたように、”聞こえ難い小さな声、滑舌の悪い話し方”には直ぐに聴く意欲を失くしてしまいます。 例え話の内容が今一でも、よく通る明確な声のスピーチですと最後まで耳を傾けますが、 その逆ですと途端に聴く意欲を失くしてしまう体験を何度も致しました。声にこだわるもう一つの理由 と致しましては、母親の声がとても悪声でしたので「私は母親のような声になりたくない」と真剣に 思いました事と、声の質はその人のイメージさえ左右すると思えたからでした。容姿の美しい方も、 その声や話し方、表情によって印象が変わってしまうことが多々あります。それに、年齢と共に 年寄りくさい声になりたくないと思っております。そのような訳で、声にこだわっております私は、 毎日新聞を音読する事を続けるようになって10年以上が経ちます。初めは喉が痛くなって 続けられませんでしたが、正に継続は力なりでございます。今は新聞を(スポーツ面は除いて)音読を しないと何かやり残したような気持になってしまい、1日の充実感が伴わないのです。一字、一語 確実に声に出して読みますので、滑舌の老化と声帯の退化を防げるような実感を持っております。 強く意識することで声の老化は防げると思いますし、先生のご講義のように変えていくことも 出来るのですね。先生のようにお声も容姿も美しく恵まれていらっしゃる方はお幸せですが、せめて、 意識と努力することで変えられる声でのイメージアップを図りたいと思っております。先生の ご講義は、日頃声にこだわり続ける私にとりましてはとても納得出来る内容でございましたし、 改めて、更に声の表現方法をトレーニングしなくてはと思っております。有難うございました。 長くなりまして失礼申しあげました。又先生のご講義を伺える機会を楽しみに致しております。 (H.Kさん) |